※本ページはプロモーションが含まれています。
「Cyberpunk: Edgerunners（サイバーパンク エッジランナーズ）」は、日本のアニメ制作会社TRIGGERと、ポーランドのゲーム制作会社CD Projekt Redが共同制作し、2022年9月13日にNetflixで公開されたアニメシリーズです。
このアニメは、CD Projekt Redが開発した人気のオープンワールドRPG「Cyberpunk 2077」の世界観を共有しています。「Cyberpunk 2077」は、近未来の巨大都市「ナイトシティ」を舞台に、プレイヤーがサイバーパンクの世界で自由に探索し、自分自身のストーリーを紡ぐことができます。
「Cyberpunk: Edgerunners」は、「Cyberpunk 2077」の設定を基にしながら、独立した物語を展開します。ナイトシティの魅力的で奥深い世界を舞台に、TRIGGERが得意とするダイナミックで疾走感のある演出と圧倒的なビジュアルが加わり、視聴者を圧倒する壮絶な人間関係のドラマが織りなされます。グロテスクな表現も多く、人を選ぶかもしれませんが、はまるとこれ以上ないくらいの魅力を持つ作品です。
サイバーパンクエッジランナーズの概要とあらすじ
「サイバーパンクエッジランナーズ」の舞台は、近未来の巨大都市「ナイトシティ」です。この世界では、人々が自分の身体をサイボーグ化し、サイバネティック・インプラント（身体の一部を機械に置き換える装置）を取り付けることが一般的になっています。これにより、身体能力を強化し、様々な機能を持つことが可能になります。
物語の主人公は、デイビット・マルティネス。彼は、サントドミンゴ地区で母親のグロリアと共に貧しい生活を送っています。グロリアは救急医療技師として懸命に働いていましたが、デイビットを名門アラサカアカデミーに通わせるために、違法な手段にも手を染めていました。
しかし、ある日、デイビットとグロリアはギャングの抗争に巻き込まれ、グロリアは重傷を負ってしまいます。デイビットは母を救おうとしますが、最終的に彼女は命を落としてしまいます。悲しみに打ちひしがれたデイビットは、母が隠し持っていた「サンデヴィスタン」という強力なサイバネティック・インプラントを発見します。このインプラントは、使用者に超人的な速度を与えるものの、身体に大きな負担をかける装置です。
デイビットは、母の死の原因を作った社会に対する怒りと復讐心から、このインプラントを自らの体に取り付けることを決意します。そして謎の美女ルーシーとの出会いをきっかけに、彼は「エッジランナー」（違法活動を行うアウトロー）として、ナイトシティの危険な裏社会で名を上げていきますが、インプラントの使用による影響で、次第に人間性を失っていくことになります。
魅力的なキャラクター
サイバーパンクエッジランナーズには魅力的なキャラクター達が多数登場しますが、その中でも人気が高い３人の主要キャラクターをここで紹介します。
デイビット・マルティネス（CV: KENN）
作成：マンガリウム
本作の主人公で、貧しい生活を送る青年。母親の死をきっかけに、「サンデヴィスタン」という強力なサイバネティック・インプラントを手に入れ、エッジランナーとしての道を歩み始める。復讐心に燃え、ナイトシティの過酷な現実と戦いながら、サンデヴィスタンの影響で次第に人間性を失っていく姿が描かれてる。
ルーシー（CV: 悠木碧）
作成：マンガリウム
ミステリアスな雰囲気を持つネットランナー（ハッカー）。自由を求めてナイトシティの裏社会を生き抜いており、冷静で計算高い性格と卓越したハッキングスキルを持つ。
ルーシーとの出会いが、デイビットがエッジランナーとしての道を踏み出すきっかけとなり、後にデイビットの重要なパートナーとなる。彼女がデイビットに語った「月に行く」という夢は、彼の行動に大きな影響を与える。
レベッカ（CV: 黒沢ともよ）
作成：マンガリウム
レベッカは、デイビットと同じ「エッジランナーズ」に所属するエネルギッシュで個性的なキャラクターです。小柄な体格に、緑の髪とカラフルな瞳という特徴的なキャラクターデザインだが、素直で嫌みのない性格をしているため、視聴者からの人気が非常に高い。
見た目とは裏腹に、非常に強い信念を持ち、仲間たちを全力で支える存在。特にデイビットに対しては、深い信頼関係を示し、彼を守るために全力を尽くす。
グッズ展開
この３名は人気が高いためオリジナルグッズが多数制作されています。どれもクオリティが高いものとなっていますので、ファンの方は是非一度ご確認ください。
音楽の魅力
「サイバーパンクエッジランナーズ」の音楽は、作品の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。特に注目すべき点を以下にまとめます。
1. 力強いオープニングテーマ
オープニングテーマ「This Fffire」は、激しいビートと力強いメロディーで、視聴者を一気に作品の世界へ引き込みます。この曲は、10年以上前の楽曲であり、アニメのために書き下ろされたものではありません。しかし、楽曲の雰囲気や歌詞が作品のテーマやデイビッドの心情に絶妙にマッチしています。物語の始まりに相応しいエネルギーと緊張感を持ち、デイビットの激動の日々を予感させるｍのとなっています。
2. エンディングテーマの哀愁
エンディングテーマ「Let You Down」は、物語の終わりにふさわしい切なさと哀愁を帯びた楽曲です。デイビットとルーシーの感情が交錯する瞬間を思い起こさせ、視聴者に深い余韻を残します。
また公式からアップされているこちらの動画はサイバーパンクエッジランナーズの前日譚を描いたものとなっています。
3. 多彩なBGM
劇中のBGMは、ナイトシティの未来的で荒廃した世界を巧みに表現しています。エレクトロニックサウンドを中心に、緊迫感のあるアクションシーンや、静寂が漂う感動的なシーンを音楽で引き立てています。
また、挿入歌である「I Really Want to Stay At Your House」は物語の重要なシーンで流れ、ルーシーのデイビッドへの気持ちを象徴するかのような楽曲となっており、私はこの動画を見るだけでアニメ視聴後の喪失感を思い出してしまいます。
アニメ制作の経緯
アニメの制作は、CD Projekt RedとTRIGGERの共同プロジェクトとして始まりました。ゲーム「Cyberpunk 2077」の成功を受け、その世界観をアニメーションで再現し、新たな視点からナイトシティを探ることを目指して企画されました。
コラボレーションの始まり
CD Projekt Redは、ゲームの世界観をアニメーションで表現するために、日本のアニメ制作会社TRIGGERをパートナーとして選びました。TRIGGERの豊富な経験と独自のアニメーションスタイルが、「Cyberpunk: Edgerunners」に求められるダイナミックなビジュアルと深みのある物語を実現するのに最適だったからです。
クリエイティブな挑戦
アニメ制作中、TRIGGERはゲームの持つサイバーパンクな要素を最大限に活かしつつ、独自のアニメーションスタイルを融合させました。色鮮やかでエネルギッシュな演出は、「Cyberpunk: Edgerunners」を視覚的に一層引き立てる要素となりました。ゲームのストーリーラインに忠実でありながら、独立した物語としての魅力も持たせるために、細部まで丁寧に作り込まれています。
制作チームの熱意
TRIGGERのベテランスタッフが制作に多く関わっています。監督の今石洋之をはじめ、アニメーションのトップクリエイターたちが集結し、視覚的に圧倒的な世界を作り上げました。彼らの熱意と才能が結集し、ゲームのファンはもちろん、アニメとしての新たな視聴者も引き込む作品が完成しました。
アニメ配信後の影響
「サイバーパンクエッジランナーズ」がNetflixで配信された後、ゲーム「Cyberpunk 2077」の人気が急上昇しました。アニメ配信前の2022年8月のSteamの同時接続者数は約18,000人程度でしたが、アニメの配信後の同年9月には100万人を超えました。この数字は、ゲームの初期リリース時に匹敵する人数です 。アニメの成功が直接的にゲームのプレイヤー数に影響を与え、多くの新規プレイヤーや復帰プレイヤーがナイトシティに戻ってきたことがわかります。
また、私自身もアニメを視聴した後にゲームを購入しました。アニメがゲームへの興味を再燃させるだけでなく、ゲームのストーリーやキャラクターへの理解を深めるためのきっかけとなっています。
作品の評価
「サイバーパンクエッジランナーズ」は、その優れたビジュアル、物語の深み、そしてアニメーション技術で高く評価され、多くの賞を受賞しており、クランチロールアニメアワード、IGNアワード、日本アニメアワード等で数々の賞を受賞しています。
海外での評価
海外でも非常に高い評価を受けています。特に、アニメーションの質と物語の深さが、国際的な視聴者に強い印象を与えました。多くのレビューサイトや批評家が、TRIGGERのビジュアルスタイルとCD Projekt Redの世界観の融合を絶賛し、Netflixのトップランキングに長期間ランクインするなど、その成功を証明しています。
視聴者からの評価
「サイバーパンクエッジランナーズ」は視聴者からの評価も非常に高い作品です。以下Filmmarksにあった感想からいくつか抜粋したものを記載します。・Filmarks サイバーパンク エッジランナーズ
TRIGGERのイカした演出とアニメーションと音楽が最高
感動や寂しさ虚しさを何度も感じたくなる素晴らしい作品
6時まで一気見しちゃうほど引き込まれる
コラボレーション
サイバーパンクエッジランナーズはその魅力的な世界観から多くの企業とコラボレーションがされています。以下に主要なものをいくつか紹介します。
日清食品：カップヌードル
最も有名なものはカップヌードルとのコラボです。デイビッドがサンデヴィスタンを使用する際の演出がCMでも使われています。
素晴らしい再現度ですが、こちらの制作はなんとTRIGGERではないとのこと笑 参考：ファミ通.COM
CMはYoutube等で検索すれば公式のもではありませんが視聴可能です。
ジーコアズ工業：ファッションアイテム
新進気鋭のデザイナーズ・ブランド「ジーコアズ工業」からは、コラボアイテムとしていろいろなファッションアイテムが発売されています。
記事執筆時点の2024.7.14現在で、ほぼ完売となっています。・ジーコアズ工業商品販売ページ
締め
破滅に向かっていくストーリーでしたが、登場人物たちが非常に魅力的なため、幸せな最後を願わずにはいられませんでした。これまで見てきた作品の中でも視聴後の喪失感は１番だったと感じています。グロテスクな表現も多く、人を選びますが、ぜひ見てもらいたい作品です。私はゲームは未プレイでしたが、視聴後に購入し、復讐者のサイバーサイコと化しました笑
このアニメは、Netflixで視聴できますので、ぜひ体験してみてください。